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2009年06月03日
如何にしてモテ系本棚を構築するか/スカイ・イクリプス
綺麗だ。濁ったものはここにはない。なにもかも、消えてしまったから。美しい。空しかない。
『スカイ・クロラ』シリーズの短編集。
文庫とか新書とかあるけど、これは絶対ハードカバーの方がいい。雰囲気がある。
(新書の挿絵の鶴田謙二も好きだけど、一般的にはこっちの方が受けると思う)
鈴木成一デザイン室の装丁だそうですが、コピーの文章とか、そのフォントとかが、作品全体の冷涼でカラッとした感じによくあってる。
昔コバヤシ君に「小説とかって何読んでるって言ったら女の子に受けがいい?」って聞かれて
『…村上春樹とか…』
と無難に答えてしまいましたが、
(彼はリファレンス的なもの以外、本を読むという習慣がない)
このシリーズなら女性に見せても恥ずかしくない、美しい本棚が演出できると思います。
中身については「相変わらず」という感じです。
カラッと、クールで、何も無い。清涼だ。初夏に読むにはいい本ですね。
村上春樹って今でもすごく人気あるのね…(amzonで一位二位だった)
勝手に『ノルウェイの森』が売り上げとしてはピークだったんじゃないかと思い込んでいましたが。
(『アフターダーク』「や『神の子供たちはみな踊る』みたいな、社会派っぽい方向に行きだして、好き嫌いが別れるようになったんじゃないかなぁと思ってた。)
私個人としてはありきたりな意見ですが『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』が最も好きです。
『海辺のカフカ」も『スプートニクの恋人』も『ねじまき鳥クロニクル』もあんまり面白いとは思いませんでした(でもちゃんと読んでる…)。
「異性受け」で考えると、男性が女性作家の本を読むのは、イメージ的にあんまり好まれない気がする。
私自身が女性作家の本そんなに好きじゃないというのもありますが、若い頃に江國香織と辻仁成の『冷静と情熱のあいだ』を読んでものすごい恋愛小説アレルギーになりました。
映画もびっくりするくらいヒドい。あきれる。
あれ男の人の本棚にあったら引くなぁ…
しかし翻訳小説ばっかりっていうのはちょっとハードボイルドすぎるだろ、それこそ村上春樹作品の主人公じゃあるまいし。
まあ海外モノでもジャンルによる。『ダヴィンチ・コード』系のはやりモノなのか、それとも何らかの特定ジャンルなのか。私自身は海外のSF(ハインラインとかその程度ですが…)が好きなので、そういうのがあったら嬉しいかもしれない。
怖いのは犯罪ものばっかりの本棚とかだな…『羊たちの沈黙』とかエド・ゲイン(有名な連続殺人鬼)に関する書籍とか『ハンニバル』のDVDとか並んでたらなにそれ怖い…
かといって「新本格ミステリ」(森博嗣もそうなんだけどさ…)とかばっかりだと「ひ●らしとか好きなタイプ…?」(すいません、ひ●らしあんまり詳しくないんだけど。なんか「俺は普通のオタクとは違う知的なオタクなんだぜ!」っていう主張を感じるので、たいていそういう人とはうまく行かない。)みたいな感じがする。
私の周囲に聞いたら、男女ともに『ルールズ』等の恋愛指南本や、うさんくさい自己啓発系は「正直引く」との声多数。
さらに新興宗教系(自己啓発の皮をかぶった宗教本は結構多い)は「ありえない」「その瞬間、付き合うという選択肢は消える」だそうです。確かに…
かくも本の嗜好というのは、人となりを表すものなのか。
そんな小うるさい売れ残り毒女(「いい加減アデージョって自称するのやめなさい!見苦しい!」って24才女から怒られた)の私の本棚は
■web対応カラーチャート(16進法で記述してあるのが便利よね)、FlashのAS本(いつまでたっても『教えてFlash」レベルから脱出できない。作例どおりにしか作れない…)等、実用本
■『物語の体操』『キャラクター小説の作り方』『ビデオ演出の基礎』趣味活動用?の実用本
■自分バイブル「永野のりこ」「岡田あーみん」次点で『臨死!江古田ちゃん』(この先どうなっていくのかによって殿堂入りかどうか決めよう…)「美川べるの」(ギャグの方向性はすごく好きなんだけど、永野やあーみんにあるような「どーにもならないナニなアレ」みたいなリリックなものが今のところはない)
■自分の青春『機動警察パトレイバー』と押井守関連
(人嫌いなのに『チームで頑張る」事に価値があると信じ続けるのは、これがすごく影響していると思う。
我々は「個々としては」不完全な存在でしかいられないのだと。)
■『ARIEL』と『戦闘妖精雪風』
(なんで小学生くらいからこんなにマニアック方面にしか行かなかったんだろう…
朝日ソノラマ好きだったんだぁ…今は持ってないけど、「吸血鬼ハンターD』とかも好きです。)
-----▽人には見せられない壁▽-----
■仕事関係で、自分が関わったエロゲー等
(普通、完成するとパッケージが一本もらえる。捨てるに捨てられない…)
■人から参考に薦められた「メガストア」とかコミック系、「グリーンドア文庫」とか「二次元ドリームノベルズ 」とかの小説
(捨て方がわからん…)
別に同じ趣味じゃなくていいんで、こんなカオスな本棚を許してくれる、心の広大な男性を常に募集しています!
過去に同居していた男性には「マンガとか捨てろ!せめて隠せ」って怒られたことがある…
隠すっていうか、本棚はリビングにはなかったので、来客の目には触れない位置なんだけど。
友達が遊びに来た時に、「お前のカノジョって変な趣味だよなwwww」って笑われるから、が理由だそうですが、二年くらい一緒に住んでで二回くらいしか彼の友達は家に来ませんでした。
そもそも友達いないのにそういうこと言う男の人は勘弁で…
投稿者 chikage : 2009年06月03日 13:07
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コメント
ワタクシの家の本棚は、昔の小説ばかりですよ。
新田次郎とか井上靖、池波正太郎や松本清張・・・。
仕事がら、「現在進行形で執筆している作家」の本は、
趣味として読めない、どうしても仕事の一環になるのです。
なので、上記以外で本棚に並んでいるのは、
自分が手がけた本ばかりになってしまう・・・。
投稿者 Miya : 2009年06月03日 22:07
個人的に池波は「くっ…やるなっ」って感じがします。
なんか「さりげなくおいしい食事」を出さなきゃいけないプレッシャーに駆られるというか。
10代の時に交際してた人から薦められて読んだんですが、「大人の男の人はこういうものを読むのか。」と感動した覚えがあります。…後々「大人になったからってみんながみんな本を読むわけじゃない」って事を思い知りましたが…(読書というのは意外と趣味としてはマイナーみたいです)
投稿者 ちかげ : 2009年06月17日 20:56
